2020.6.1

 

京王教区

 

余慶の功徳

 

ありがとうございます。

京王教区2部、松本と申します。

この度、数年前、妻に頂いた御利益のお話しをさせて頂きます。

 

7年ほど前になりますが妻が乳癌と診断され一気に家庭内の雰囲気が暗くなりました。検査ではステージ1だったことで救われた感がありましたが、手術と抗癌剤投与で髪の毛が抜ける心配から帽子やカツラの準備等不安な毎日でした。本人の感情も配慮しながら、とにかく結果はどうなろうと、ご宝前にお任せするしかないと私自身が真剣に御祈願をさせて頂いておりました。

 

今の医療では状況で投薬も変わり、どの様に治療を進めるかなど個人によって異なる治療方法となることも分かりました。結果として強い抗癌剤は使わず飲み薬だけの投薬で頭髪の心配もなくなりました。手術は行われましたが、手術前には癌細胞も小さくなり、摘出も最小限ですみ、無事に終わりました。

 

早期発見が良い結果となり、医師からは再発の確率など心構えも説明されましたが、5年を過ぎての結果は良好です。一抹の不安はありましたが、私自身の事は後回しでも家族の健康優先で「余慶の功徳をもっては」の言上、御祈願をさせて頂いております。ご法様にお任せできるという身の上が、ありがたい果報と日々感得させて頂いております。

 

今、新型コロナの心配もあり先は分かりませんが、ご宝前に感染早期終息と皆さんの身体壮健をご祈願させて頂きます。

 

ありがとうございました。合掌