初代住職
権大僧正 日序上人

平成十年六月二十四日 御遷化

当山先住・権大僧正日序上人プロフィール

 

上人は昭和9年乗泉寺にて日晨上人を師僧として得度され、所化名を「応泊」と頂き、同22年上人31歳の御時、師命により八王子に赴任され、住職としてのご弘通を開始される。爾来50年で、当初100戸の信徒を基盤に、3000戸の信徒を有する特5級寺院の清流寺を築きあげられた。
この間、宗門にあっては、同38年に本庁弘通部長を皮切りに、教務局長・教育院長・七諱奉賛本部長・本宗参議・宗務副総長を経て、同60年、宗務総長にご就任。最高顧問・講有代務者を努められるなど数々の要職を歴任、重責を果たされて平成元年に権大僧正に昇晋される。
上人は「唯信心の口唱の人」であり、類稀な「弘通の人」であり、また「宗政家」でもあられたが、反面「叙情家」でもあって文芸の才にも秀でておられ、「仏立イソップ」をはじめ、幾多の著作を刊行されたほか、宗門の奉賛歌等の作詞も手掛けられた。
平成10年6月24日、法寿83歳を以てご遷化される。


『同帰院日序上人』御23回忌佛果菩提の為。

清流寺・第二世日堯