「日序上人の一筆・ひとふで」
ありがとうございます。
国分寺教区の太田でございます。祖父母からの信心で三代目になります。
私が小学校三年生の時に母:武田が国立で華道教室をはじめ、愛子大奥様とご一緒に一番弟子となりました。その後母がお寺の華道部の先生となり、本堂のお花の御奉公もさせていただき、私も現在させていただいております。
昭和50年代前半、両親が俳句会に参加していました。父は晩年目が不自由な為お寺には行けなかったので、毎回お題が出ると家で作り、それを母が持って行き、投稿していました。
父のことを気遣ってくださり、お正月になると日序上人ご夫妻をはじめ、句会のお仲間が10名くらい我が家に集まってくださいました。母がお正月の料理を作り、句会の後には和気あいあいと一杯。日序上人はじめ皆様大変楽しまれてお帰りになられました。
母が亡くなった後、私が甲と乙の願主を引き継ぎ自宅での甲のお席で、突然日序上人が筆を貸してとおっしゃられ霊簿に「太田家先祖代々」と書かれました。その一筆・ひとふでから数年後の大晦日の夜、夫が自ら「本門仏立宗に自分も入信したい」と口にした時には信じられなく又幸せな気持ちでいっぱいでした。年が明け早速夫が甲の願主を受けさせていただき、霊簿は私の宝物になりました。日序上人に心より随喜申し上げます。
私の事を可愛がって下さった愛子大奥様が亡くなられたと知らせを受けた時、御通夜の日にお皿洗いでもなんでも良いのでお手伝いをさせていただけないかお寺に電話をさせていただきました。そして御通夜・告別式と御奉公をさせていただく事が出来、本当にありがとうございました。
その後、調理課の常任としてご奉公して頂けないかとお話があり、時間をいただいてお返事する事としました。一ヵ月悩みながらお看経をさせていただいたところ、私の背後で大奥様と母に「させていただきなさい」と背中をたたかれた気がして決心し、今に至っております。
夫婦共に元気でご信心をさせていただいていることに感謝しております。
以上