かけてくださったお言葉

京王教区

かけてくださったお言葉

 

  私は、もとは違うお寺にてご信心をさせていただいていたのですが、最寄りのお寺が清流寺であったこともあり、転属にて清流寺に参りました。

いつものように朝参詣に来ていたある日、椅子に正座をしていたら後ろから私の肩をポンポンと叩かれる方がいました。

誰かしら?と思い、振り返ってみますと、本堂からお下がりになったばかりの御導師が立っておられ、ビックリしました。

そして私に一言、

「乳がんの手術をするんだってね。僕の母もしたから大丈夫だよ。」

と励ましのお言葉をいただきました。

 

 移籍してまだ数年の頃でしたので、御導師とはまだ個人的にお話したことがありませんでした。しかし私の手術の事をお聞きになり、わざわざお声をかけてくださったのです。

どんな人でも細やかに心配りを忘れない御導師、本当にお優しい言葉をかけていただき、本当に嬉しく思いました。

お陰さまをもって、良い担当医にも恵まれ、無事に手術が終わりました。

 

 あれから14年経ちましたが、現在も元気でご奉公させていただいております。