日堯上人の思い出

立川教区

日堯上人の思い出

 

ありがとうございます。

 私の両親が仏立宗に入信したのは、昭和26年です。

両親共に部長・教区長のご奉公、父は初代御導師の車の運転手でした。

幼い太郎ちゃん(日堯上人の幼名)はお寺に帰ると、うれしそうに車に寄って来たそうです。

 

 平成28年4月熊本県阿蘇山の噴火により東海大学キャンパスに大きな亀裂が入り学生寮が多数倒壊数名の命が消えました。

当時、熊本のキャンパスに在籍していた孫の寮も倒壊したのですが、奇跡的に怪我もせず助かりました。

すぐに清流寺にてお礼をさせていただき、御導師にその時の状況を説明しました。

そのお話に御導師も大変ビックリされ「清流寺のご信者さんにも被害者が」と驚かれておられました。

その後はお会いする毎に

「その後お孫さんは元気?大丈夫?」

と奥様と共々にお声をかけていただきました。

その一言が家族の元気・勇気につながりました。ありがとうございました。

 

 孫は、私が渡した懐中御本尊をアパートにお祀りし、最寄である熊本の長薫寺さんにもお参詣、そちらで奉修されている御会式・寒参詣にも気張ってお参詣させていただいたと聞きました。

地震での苦難を乗り越え、今は社会人として頑張っています。

 

 私もまた、及ばずながらも両親と同じように、教区長のお役をいただき御奉公しております。