2016.8.20 ~ 21

事務局 森内

青森八戸別院 「広流寺」三祖御会式・晨尊会

 

八月二十一日、朝九時、団参者十四名が宿泊している、ホテル、メッツ八戸(八戸駅に直結)に広流寺さんから二台の車のおむかえをうけ出発。

 

約二十分、住所名「風山」。山の中とはいえ、千坪の広さ、立派な本堂。

定刻十時半。奉修導師をお勤めの当山御住職長谷川日尭御導師と、随身の清泊師が昇堂される。

由里子奥様と、当山団参者、青森・青松寺の方々、広宣寺、広流寺のご信者方で満堂。

熱烈なお看経があがる。.

 

特に、女性の方がうたれる法鼓は、すばらしく迫力がある。

柴崎御導師から、鄭重なご挨拶をいただく。

いつも乍らの、温顔の御導堂師でおられる。

 

奉修導師の御法門

 

御教歌

さきの世の縁しうれしき身のうへは行すゑかねて頼まるゝかな

 

このご信心にめぐりあえたということは大変な果報である。

その果報を持てる身の上は、前途が輝いているのだから、喜びの心で口唱信行に励みなさいと示された

御教歌。

 

佛の悟りの根本は「因果の理法」にある。

どんな善い果報よりも、この御題目のご信心にめぐりあったことが、最も大きな果報である。これが"うれしき身の上〃ということ。

ご信心のことも、世上のことも、自分の心次第であり、心の持ち方一つで、どのような方向にも変わる。

よい方向に向かう第一歩を踏み出しているご信者方は、慢心をおこさず教え通りの信行に励ませて頂くことが大事大切とご教導いただいた。

 

さて、旅道中記をご紹介しよう。

 

(一)団参者は、八月二十日、東京駅九時八分発の“はやぶさ“九号に乗車。

新青森、十二時二十九分着。青森駅へ。

青森魚菜センターで昼食。「のつけ丼」。

ごはんの上に、魚市場内各店をまわって好きなサシミをのせる。

めずらしく、いろいろな魚のサシミを賞味した。

その後、ねぶたの家、ワ・ラッセ(青森市文化観光交流施設)を見学した。

青森市民とともに席史を刻んできた「ねぶた」が住む家。

ねぶたとは、眠り流しの「眠り」が転訛したものと伝われている。

祭り本番では、勇壮に練り歩くねぶたに合わせ、踊り手である跳人(はねと)の乱舞がみられる。

八月二日~七日の開催で、実物が展示されており、すごい迫力、一見に値する。

 

(二)ホテルにもどり、休憩後、夕食に出かける。

八戸港は、全国有数の漁獲高を詐り、新鮮な海の幸が堪能出来る青森観光の玄関口。

土橋さんのご尽力で駅近くのおいしい料理の居酒屋へ。

全員でカンパイ。地元のお酒「八戸」(純米酒)で新鮮なサシミ等を賞味。

また、八戸せんべい汁(鶏肉や野菜などでとったあっさりした出汁)はまことに絶品。

郷土料理の数々を堪能した。これも地方への団参の大きな楽しみである。

 

(三)二十一日、広流寺での法要後、心づくしのご供養を頂き八戸駅へ。

十四時十六分発の“はやぶさ”で東京へ。

仙台駅すぎごろから、薄日がさし、大宮あたりで快晴。

トリプル台風、大雨の予報の中、九号が関東直撃とか、本当かなと話し合い乍ら、帰途についた。

八戸別院の皆々様、ありがとうございました。

団参者一同、相たすけ合い、楽しく想い出に残る旅でした。

(森内 記)